住民と育む未来型知的インフラ創造拠点「新たな橋梁点検スキーム開発タスクフォース」では、拠点ビジョンの実現に向けた活動の一つとして、自治体の小規模橋梁を対象とした橋梁点検スキーム開発に取り組んでいます。

現在、特に中小規模の自治体における橋梁点検の課題として、職員や技術者の不足、維持管理のための財源不足があります。将来にわたり地域の橋梁維持管理を持続可能なものとするために、本タスクフォースでは、有識者による「小規模橋梁向け定期点検技術評価委員会」を2024年7月に設置し、新たな橋梁点検スキームの検討を行ってきました。

小規模橋梁向け定期点検技術評価委員会において、この度、小規模で健全な橋梁を対象としたあらたな定期点検手法の導入と、これによる橋梁維持管理コスト縮減の可能性を示すことにより、地方自治体における継続可能な橋梁維持管理体制の確保をはかることを目的とした、「自治体の小規模橋梁を対象とした橋梁基本定期点検導入に係るガイドライン」を作成いたしました。本ガイドラインは、国土交通省の技術的助言等に基づき、地方自治体の橋梁定期点検における、小規模で健全な橋梁を対象としたあらたな点検手法の導入と、これによる地方自治体の橋梁維持管理体制について、その考え方を示すものです。

自治体での導入にあたっては本ガイドラインとともに、別添の「橋梁点検要領（案）」を参考として、その市町村に最適化した橋梁点検要領の作成と、これに基づいた維持管理体制の検討を実施ください。

添付資料　※クリックすると表示されます

自治体の小規模橋梁点検に係るガイドライン
別添資料1_基本点検チェックリスト（コンクリート橋）
別添資料2_基本点検チェックリスト（溝橋）​
別添資料3_橋梁点検要領（案）​
別添資料4_市町村における橋梁点検の現状と課題に関する調査報告書

参考1_記入例_基本点検チェックリスト（コンクリート橋）​
参考2_記入例_基本点検チェックリスト（溝橋）